エアコンの電気代ってどうやって計算するの?つけっぱなしがお得って本当?噂を自分なりに確かめてみました!
あー暑い・・・ここ数日の暑さはすごいですよね。
住んでいる地域によって差があるかもしれませんが、管理人の住んでいるところは連日の真夏日です(>_<)
こうなってくると俄然必要となるのがエアコン。湿度の低い心地よい空間を作り出してくれる、ありがたい家電ですよね。
でもエアコンって、電気代が高そう・・・バンバンつけたいけど、電気代が跳ね上がるなら必要な時だけつけて出来るだけ我慢しよう・・・って思っちゃいませんか?
一方では、24時間つけっぱなしの方がむしろ電気代は安くなるなんていう噂もありますが、これって本当なんでしょうか?
実際にやってみればいいことなんだけど、万が一ガセネタだった場合、恐ろしい電気代を支払うことになるかもしれないから怖くて確かめられない(>_<)
管理人もそう思ってしまいましたので、いろいろ納得がいくまで調べてみました。
今回は、エアコンにかかる電気代に関するあれこれのお話です。
エアコンの電気代を正確に計算するのは難しい!?
家電製品を購入する場合、稼働させた場合の電気代っていくらかかるの?ということが気になりますが、エアコンの場合はどうやって計算しているのでしょうか?
いつもは提示されている数字を鵜呑みにしているのですが、ちょっと突っ込んで計算方法を調べてみました(^^;)
すると分かったのですが、エアコンの電気代を正確に計算するのは難しい!
なぜならば、エアコンは運転中の消費電力が一定ではないから。
例えば、室内のライトならスイッチを入れた時から消すまで一定の電力で点灯し続けるので、消費電力は単純に時間数をかけ合わせればよいのですが、エアコンの場合、つけた直後は室内の温度が高いので設定温度になるまで最大出力で稼働しグッと急激に冷やしますが、設定温度に達した後は、室内の温度がドアの開閉などで再度上がらない以上は最小出力でその温度を維持し続けるだけです。
つまり、運転時に消費電力が大きく変化する種類の家電製品なので、電気代を正確に算出するのが難しいのです。
具体的な数字で表してみると、管理人宅のエアコンは2011年製の三菱霧ヶ峰ですが、冷房時の消費電力は105W〜1020Wと記載されています。
1時間あたりの電気代目安は2.83円〜27.54円と。
これでいくと、エアコンの立ち上がり時からの1時間は27.54円かかるけど、エアコンの運転が安定してからの1時間は2.83円で済むということなんです。
但し、実際は日光の当たり具合とか人の出入りの多さなど様々な条件によって条件は変わるので、そんなに単純じゃないですよね。
なので、パンフレット等に「1時間当たりの電気代」とか「1年間使用した場合の電気代」といった数字が記載されている場合は、あくまで目安なんだと思ってみてくださいね。
エアコンの電気代は「24時間つけっぱなしが一番安い」って本当?
では、目安であれ同じ計算方法で算出した数字なら比較ができるので、使い方別の電気料金を比較してみましょう。
管理人も以前テレビで「電気代節約のためにあえて24時間エアコンをつけっぱなしにしている」という人を見たことがあり、それ以来ずっとつけっぱなしのほうがお得なの?・・・と気になっていたのですが、これって本当なのでしょうか?
ネットでいろいろ調べてみましたが、この噂、ケースバイケースみたいです。
その理由は、先に触れたように、エアコンの消費電力はスイッチオンの時に最大限にかかり、温度が一定の間は最小限で済むからです。
だから、例えば、24時間つけっぱなしにしていた場合と、必要な12時間だけつけていた場合を単純に比較すると、
- つけっぱなしの電気代・・・2.83円×24時間=67.92円
- 12時間使用の電気代・・・27.54円+2.83円×11時間=58.64円
つけっぱなしよりも必要な時間だけ使用したほうが電気代は安い計算になります。
1日当たり約10円ですが、積み重なればそこそこの違いになりますもんね。
しかし、これが同じ12時間だけを使うにしても、こまめにスイッチをつけたり消したりすると逆になります。
- つけっぱなしの電気代・・・2.83円×24時間=67.92円
- 12時間使用の電気代・・・27.54円×3回(つけなおした回数)+2.83円×10時間=110.92円
室内の温度が十分冷えたから電気代節約のために一度消して、暑くなったらまたつける・・・なんてことをしていると、かえって電気代は跳ね上がってしまうのです(>_<)
こんなことをするくらいなら、24時間つけっぱなしのほうがずっとお得という計算になります。
つまり、基本的には24時間つけっぱなしより必要な時間だけ使うほうが電気代は安いのですが、必要な時間だけ使うにしても「一度つけたら途中で消したりしない」を徹底しなければ意味はないということなんですね。
「ちょっとコンビニに行ってくる」など15分~30分くらいの外出なら、エアコンはつけっぱなしで行ったほうがいいということのようです(^^;)
エアコンの電気代を機種で比較すると・・・
最後に、我が家のように数年たったエアコンを使っている家庭は、最新のエアコンに買い替えればどのくらい電気代が変わるのだろう?について調べてみました。
- 日立 ステンレス・クリーン 白くまくん RAS-X25H・・・115W〜900W(3.1円〜24.3円)
- ダイキン うるさら7~8畳用AN25VRS-W・・・105W~920W(2.83円〜24.84円)
- 東芝 8畳用RAS-E255DR・・・45W〜850W(1.21円〜22.95円)
いかがでしょう?
上記は省エネモデルの新製品の数字なのですが、やはり性能は年々良くなってるんですね。家電の進化ってすごい!
でも、ここ数年のモデルならば、似たような数字になっていますので、特に買い替えなくても使い方で十分電気代を抑えることができそうです。
エアコンの電気代を抑える使い方には、いくつかポイントがあるとのことですので、そこをきちんと押さえておきましょう。
- エアコンのフィルターはこまめに掃除する
- 室外機の周りは風通し良くしておく
- エアコンは「自動運転モード」で稼働させる
- 「暑い」と感じたときは、設定温度を下げるのではなく風量を上げる
これだけでも全然違うんですって。
先にも言いましたが、電気代を節約したいならこまめにスイッチをオフしたりオンしたりするのは、絶対にやっちゃいけないこと。
ここだけは覚えておきたいですね(#^.^#)
いずれにしても、あまりに気温が高い日は電気代を気にするより体調を優先してエアコンをつけちゃったほうがいいと思います。
室内にいても熱中症にはかかるといわれていますので、くれぐれも体調管理には気を付けましょう!