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とうとう成立したカジノ法案!これってどういうもの?メリットや反対派の心配等をまとめてみました

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先週末の20日に参院本会議にて可決され成立したカジノ法案。

賛否両論の議論が出尽くしたわけでもない中で、自民・公明両党と日本維新の会などの賛成派多数によって半ば強引に可決された感じです。

先の西日本豪雨の復旧対応が急がれる中でのこの採決に、管理人も個人的には違和感を感じざるを得ないのですが、なんとしても成立させたい与党の意図はありありでしたし、当然の結果かなとも思います。

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しかし、このカジノ法案にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

また、不安視されている理由についても気になるところです。

・・・ということで、今回はカジノ法案についてまとめてみたいと思います(#^.^#)

 

そもそもカジノ法案とはどういうもの?

カジノ法案という通称で知られるこの法案は、正式には「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案(IR推進法)」、つまりカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法です。

内容は、現在の賭博罪からカジノを適用対象外して解禁することを第一目的とし、さらに全国に3カ所を上限としてカジノのほか、国際会議場や展示施設、宿泊施設などを併せ持つIR施設の建設を目指すもの。

現在、いくつかの候補地が挙げられており、そこに建設した施設は2023年の開業が見込まれています。

つまり、ラスベガスや韓国にあるような合法のカジノ施設が日本にもできるということ。これまで違法として取り締まられてきたギャンブルがさまざまな制限の中とはいえ、大っぴらにられるようになるという、とても画期的な法案が成立したことになるのです。

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カジノ法案がもたらすメリットって何?また反対派が心配していることとは?

では、このカジノ法案がもたらすメリットやデメリットはどういったことなのでしょうか?

メリットと考えられるのは、何といっても経済効果です。

カジノ施設が日本にできると、そこに国内外から多くの人が訪れお金を落としてくれることになります。 ちょっと想像しただけでもその経済効果はすごそうですよね。

例えば、有力と思われる候補地で考えてみると、東京と大阪、そして沖縄に統合型リゾート施設(IR施設)ができた場合、市場規模は1兆5000億円という見積もりがなされているくらいです。

また、これらのカジノ施設を作るにあたって世界中からの投資も考えられますので、やはりこの法案が成立したことによる経済効果は施設の建設前後合わせて大きそうですね。

 

一方、合法のカジノ施設ができることに伴うデメリットもあります。

反対派の人たちはさまざまな視点から予想される問題点を指摘していますが、主に懸念しているのは、次の3点と思われます。

  1. 治安の悪化
  2. ギャンブル依存症の増加
  3. マネーロンダリングに使われる懸念

 

納得ですよね。

まず、カジノというものに対するイメージの悪さはどうしてもついて回りますし、賭け事にはいさかいがつきものですので、様々な人が出入りする中で治安が悪化することも心配されます。

犯罪性のあるお金を浄化しようというマネーロンダリングに利用される可能性だって十分考えられますよね。

 

しかし、反対派の人たちが最も問題視しているのが、ギャンブル依存症の人が増えてしまうこと。

今でもパチンコや競馬、ボートレースといったギャンブルに生活費をすべてつぎ込んだり、借金までして通い詰めたりするギャンブルにどっぷりハマった人が少なからず存在しています。

賭博が違法なこれまででさえ、ギャンブルで身を持ち崩した人がけっこういるのに、合法化したカジノが解禁されてしまったら・・・ ちょっとここから先は考えるのが恐ろしく思えてしまいます(>_<)

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もちろん、今回成立したカジノ法案では、対策(と与党が考えている)として、

  • カジノを設置したIR施設は全国に3カ所まで
  • 日本人客の入場回数は週3日、月10日までに限る
  • 1日あたり6000円の入場料を取る

という制限が設けられているようですが、あくまでこれらは「当面」のもの。

一旦法案が成立してしまえば、あとはなし崩しに制限が甘くなり、IR施設もどんどん増えていきそうな気がするので、管理人も何とも心配なわけです。

ギャンブル依存症は、本人の問題にとどまらず、家族が大変な思いをし、場合によっては不幸になってしまいます。

経済効果は魅力的かもしれませんが、そんな危険をはらむ施設を合法化して日本に作っていいのかな?・・・どうしてもそんな気がしてしまいます(^^;)

 

カジノ法案成立で俄然注目が集まる候補地問題

では、そんなIR施設は一体どこに作られるのでしょうか?

現在、候補地としては、先に触れた東京、大阪、沖縄のほか、横浜、長崎、佐世保、和歌山も挙げられています。

いずれも誘致に向けて前向きな発言をしている市長がいる都市みたいですね。

これらの都市では早速、IR用地を確保したり、IR導入にかかる調査を実施したり、使用金額の上限を設定する「IRカード」の導入や独自の規制を検討するなどIR事業化の活動が活発に行なわれているのだそうです。

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法案が成立した以上、この動きがさらに活発になるのは必至。 誘致活動もこれから露骨に行なわれていくのでしょうね。

もしかしたら、これまでノーマークだった都市が新たに名乗りを上げて急展開で決定というのもあり得るかも知れません。

ますます注目が集まるところではないでしょうか。

 

カジノ法案に関するまとめ

国会で審議されていることって、ついつい「堅い話」とか「よくわからない話」として無関心になってしまったり、スルッと右から左へ抜けていきがちですが、今回のカジノ法案についても「じゃあ、自分の住んでいる街にカジノができるとしたら?」と考えると、他人事じゃなくなりませんか? 一部の人たちがガチャガチャと話し合っている印象ですが、本当はものすごく私たちの生活にかかわってくることばかりなんですよね。

もっと関心をもって「これはどうなの?」と考えた方が良さそうです。

このカジノ法案の今後についても、もちろん注目していきましょう。