投資信託ってどういうもの?初心者におすすめと言われる理由や解約に際しての注意点などをチェックしてみました!
7月もいよいよ終わり。支給月が7月の会社を含め、ボーナスが出そろったところですよね。
子供の夏休みも始まったことですし、ボーナスを使ってどこかへ旅行・・・などと楽しい使い道を考えていらっしゃるところではないでしょうか(#^.^#)
しかし、最近は若い人を含め、将来のために貯金や貯蓄に回す人が多くなってきているとか。
特に、単にお金を貯めておく「貯金」ではなく、株式や投資信託、土地などの不動産といった投資商品を購入して増やしていこうとする「貯蓄」に費やす人の割合が増えてきているみたいです。
その中でも、初心者におすすめと言われる投資信託は人気なんですって。
そういえば、テレビでも投資信託のコマーシャルをよく見かけますよね。
でも一方、「投資信託って?」とよくわからない人もたくさんいらっしゃいます。
そこで、今回は「投資信託って何?」とか「投資信託には失敗のリスクってあるの?」「普通に貯金するのとどう違うの?」などといったあれこれについてまとめてみたいと思います。
そもそも投資信託とはどういうもの?
まず、そもそも投資信託とはどういうものなのか?ですが、端的に言うと、投資の一種です。
でも、「信託」という言葉が後ろについていいることからもお分かりのように、「投資を託す」ということ。 つまり、自分で株式や債券を見繕って運用するのではなく、専門家に資金を預けて運用してもらい、その結果を受け取ることなのです。
通常、「投資」というと資金を保持しているだけでなく金融商品に関する知識がないとなかなかできないものですが、投資信託の場合は希望者から集めた資金をどのような対象に投資するかは、投資信託ごとの運用方針に基づき「ファンドマネージャー」と呼ばれる専門家が行います。
だから、投資に関する知識がない素人でもできるということ。
お金を何とか増やしたい人たちに広く人気なのも納得ですよね。
投資信託が初心者におすすめと言われる理由は?失敗もあり得る?
このように、専門家が運用してくれるから知識がなくても始められるという点が、投資信託の最大のメリット。
それゆえに初心者におすすめと言われるのですが、投資である以上、市場環境によって結果は変動しますし、専門家の力量によって金融商品の目利きも違うでしょうから、当然うまくいくとは限りません。
うまくいけば利益が出ますので分配もなされますが、失敗すれば投資した額を下回って損をすることもあります。
もちろん、投資信託は極端な値下がりを防ぐ目的で複数の投資対象に「分散投資」されていますので、大きな損失は避けられるといわれています。とはいえ、「絶対に儲かる」という保証はありませんので、損失が出る場合もあるという認識は必要ですね。
この点が「貯金」とは大きく異なるところなのです。
「貯金」は低金利で増えないことはあっても預けた元本を下回ることはありませんが、「貯蓄」である投資信託は元本割れもあり得るということ。この点だけはしっかり理解しておきましょう。
また、投資信託が初心者にお勧めと言われるもう一つの理由は、少額での投資が可能という点です。
そもそも投資というと、莫大なお金が必要というイメージがありますが、様々な金融商品がある投資信託は、例えば1万円からでもできます。
もっと言えば、500円や100円といったワンコインからでも可能な商品があるんです。 だから、構えず「やってみようかな」程度のおためし気分で初めてみる人も少なくないそうです。
個人投資家といわれる人たちの種類も幅広くなってきたということですね(#^.^#)
投資信託って解約はいつでもOK?
では、そうやって初心者でも簡単に始められる投資信託は、やめる場合はどうなのでしょうか?
いざ始めてしまったものの、「やっぱり怖い」とか「損失を出すのは嫌だ」と思ってやめたくなった場合、いつでも自由に解約することができるのか気になりますよね。
そんな場合、基本的にはいつでも解約は可能ですが、金融商品の種類によっては一定期間解約できない投資信託もあります。
それは、クローズド期間と呼ばれるものなのですが、安定した運用を目指すために一定期間は解約できない期間を設けている商品もあるそうなのです。
というのも、投資信託は、投資家から集めたお金をファンドマネージャーが運用して利益を狙いますが、投資信託の開始後間もないあいだに解約が多く続いては投資戦略の立案や実行など運用が難しくなることもありますよね。
そんなリスクを避けるためにも、こうした機関を設けている商品があるということなのです。 もっとこのあたりのことを詳しく言いますと、投資信託には大きく分けて「追加型」と「単位型」といった区分があり、いつでも購入できる投資信託が追加型で、設定当初の募集期間中にしか購入できないのが単位型です。
クローズド期間が設けられているのは、「単位型」の投資信託商品なので、もしあなたが始めた投資信託が「追加型」の金融商品を運用しているのであれば、いつでも希望したタイミングで解約することができますね。
とはいえ、海外の資産に投資する投資信託の場合は、投資する国の証券取引所の休業日に合わせて解約ができない日もありますので、一概に言えない部分が(>_<)
なのでこの辺の詳細については、予め専門家の方にご相談くださいね。
また、上記のタイミング以外で解約時に気を付けたいことといえば、次の3点になります。
- 解約の基準価額は1日1回の算出で行われるため、厳密な価額が希望通りでない場合もあり得る
- 信託財産留保額という負担手数料が発生する
- 売却益が出た場合は約20%の税金を支払う必要がある
つまり、自分の資金で運用されている金融商品が「今高値だから」といって解約手続きを依頼しても、一日の中での算出タイミング次第では必ずしも希望額でない場合も起こりえますし、差し引きされるお金がありますので、単純に自分で見積もった金額にはならないということです。
こうした点をきちんと理解したうえで、解約するようにしてくださいね。
投資信託に関するまとめ
以上、投資信託に関する大まかなところをご紹介しましたが、こうしてみると思いのほか敷居が高くないものだということがわかりますので、「そんなに簡単なら私も投資をしてみようかな」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
それに、銀行の方も魅力的な部分をアピールして金融商品を紹介するなど上手に勧誘しますからね(^^;) 将来のために・・・とその気になってしまうかもしれません。
でも、個人的には後で後悔しないよう、メリットとデメリットをしっかり見極めてからにして頂きたいなと思ってしまいます。
それに、こうした投資信託を装った詐欺だってあると聞きます。 信頼できる筋のお話なのかを見極めることもお忘れにならないようお気を付けくださいね(#^.^#)