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大変!携帯電話料金が払えない。そんな時に取るべき正しい行動とは?

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平成28年3月時点での携帯電話普及率は123%という事で、実に一人に一台を超え、一人で複数台所有の時代に突入してきた携帯電話市場。

あわせて、格安スマホやSIMなどの登場によって、今までDocomo、au、SoftBank(ソフトバンク)といったキャリア一極化だったのが、様々な選択肢が増えてきた上に、楽天も携帯電話市場へ参入する動きも広がってきています。

そんな日本人のライフスタイルに欠かせない携帯電話ですが、毎月当たり前に支払いしている携帯料金が支払できない時はどうすればよいのでしょうか?

ここでは、携帯電話代が支払できない場合の対処法として、取るべき正しい行動についてまとめていきたいと思います。

 

携帯電話料金内訳

まず、携帯電話料金の内訳について、簡単に紹介するのにソフトバンクの料金の仕組みを図解したものが分かりやすいので、ご覧ください。

 

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→ ソフトバンク公式サイト 料金の仕組みイメージ

 

上記の簡単な説明ですが、上からですが

  • 通話料 電話通話の料金ですが、基本料に無料通話が付いていて様々なプランが用意されています。
  • パケット通信料 データの送受信に必要な料金
  • インターネット接続基本使用料 4G回線などネットへ接続するために必要な料金
  • 基本使用料 携帯電話購入にあたって必ず必要な最低基本料金
  • 分割支払金 機種を分割払いしている場合に必要な料金

となっていて、その他に毎月ユニバーサルサービス料の支払がかかります。

 

スマホを購入されている方は、パケット通信とインターネット接続基本使用料は強制加入となりますので、ガラケーよりも必然的に料金が高くなってきます。

 

上記はソフトバンクを例にしていますが、各社でもパケット通信の割引はじめ、様々なプランや割引、キャンペーンが用意されているので、タイミングよく自分のプランに合うキャンペーンなどを見つけた時は、機種変更やMNPをして、より料金が安い携帯電話会社に乗り換えたり、料金見直しを定期的には行っていきたいところです。

 

携帯電話料金の支払忘れがあると

携帯電話の料金の内訳をざっくりと説明したところで、ここからは携帯電話料金の支払忘れがあるとどうなるのか?というところを見ていきたいと思います。

通常、携帯電話の支払を契約する時にクレジットカードの設定をする方も多いかと思います。もしくは口座振替を設定する事もあるかと思います。

いずれにしても、通常であれば忘れる事もないと思うのですが、時々口座の残高不足が理由だったりで、延滞してしまうという方もいらっしゃいます。

 

うっかり忘れや口座にお金を入れ忘れていた事でのうっかり忘れのレベルであれば、特に問題にはならないのですが、問題は「支払うお金がない」という時です。

 

実際、2015年のデータになりますが、経済産業省のまとめたデータの中で携帯電話のクレジットカード契約件数の伸びに対する滞納率を示したグラフがありましたが、クレジットカード利用件数は増えているにも関わらず、滞納率は横ばいとなっています。

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ご覧の通り、3%の方が滞納しているという事実になります。

滞納の理由の1つには、「月額料金が高額」という理由もあるそうで、理由は先ほどにも触れた通り、スマホ購入時はネット基本使用料とパケット通信料が必ず必要になってくるという点、もう一つはスマホの端末購入が高額という点が挙げられていました。

 

少しでも月額料金を引き下げたい・・

という時には、同じキャリアのネット回線や電力会社もまとめてしまう事も検討する必要があります。

 

話が逸れましたので、元に戻したいのですが、理由はともあれ、毎月指定された日にクレジットカードもしくは口座振替で残高不足や決済が出来ないという事になった場合は、その時点から「延滞扱い」とされます。

とは言え、延滞したからと言って、いきなりペナルティーがあるわけでなく、まずは支払の督促から始まります。

督促は「料金支払の催促」といった形でハガキで届くのが一般的です。

 

この料金支払の催促を放置したり、無視したりすると、次に「携帯電話料金の利用停止のお知らせ」が電話もしくは通知で届きます。

 

これでも返済が無いという事になれば、携帯回線を止める事になりますが、ここまでは大体1ヶ月~1.5ヶ月程度となります。

 

回線停止になっても、そこで終わりではありません。ここから未納分に対して支払催促を行われますが、延滞利息や遅延損害金なども一緒に請求される事となります。

 

それでも放置した状態が続き、2ヶ月以上経過すると、各携帯電話会社では信用情報機関へも加入しているため、信用情報に「延滞情報」の登録がされます。

この延滞情報は、1年ほど登録される事になりますが、きちんと返済をすれば登録を消してくれる事もあります。

一般的な債務整理をする事で登録される「異動情報」まではいかないですが、信用情報上のブラックリストに載るという意味では大差がありません。

延滞情報があると、キャッシングやカードローンの審査、クレジットカードの発行審査や利用停止にもなりますので注意しましょう。

 

延滞情報が登録された後、期間にして2~3ヶ月程度の間、未入金状態が続き、本人とも連絡がつかないという場合は、残念ながら「強制解約」となります。

さらに強制解約されて終わり・・ではなく、支払督促が裁判所より届いたり、訴訟を起こして判決を取るなどで債務名義を取る事になれば、給料差し押さえなどの強制執行にも踏み切る事ができます。

強制解約された事も信用情報に登録される事になりますが、延滞情報と違って、強制解約の場合は5年の間登録される事になりますので、その間不利益を被る可能性は高いと思って良いかと思います。

 

ちなみに、強制執行される場合は、

  • 生活必需品を除いた動産(最低限の衣服、寝具、家具などは除く)
  • 所有の不動産
  • 債権全般(預金や売掛金など)
  • 有価証券など、換価できる財産
  • 給料(年収の4分の1まで)

を執行する事が可能です。

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各携帯電話会社の利用停止までの期間

大まかな流れは、上記のとおりとなりますが、支払期間が過ぎてしまって、利用停止するまでの間ですが、

  • Docomo(ドコモ)の場合は、携帯料金の支払が翌月末に設定、再振替の振込は15日後までとなっていて、再振替ら5日経過しても延滞をしていると携帯がストップ、翌月には利用停止中の催告書が届きます。
  • SoftBank(ソフトバンク)の場合は、翌月6、16、26日に支払期日設定、期日から1週間が経過すると延滞となり、電話の発信がストップ、支払期日から2週間~1ヶ月程度で滞納請求書が届きます。
  • auの場合は、翌月25日に支払期日設定、過ぎた場合は翌月に再振替日の通知が届き9日までに振替もしくは入金がなければ電話やメールがストップします。

 

携帯電話の通話停止中には、

「現在お客様のご都合により、おつなぎすることができません。」

とアナウンスが流れるのに対し、強制解約された場合は、

「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません」

とアナウンスが流れます。

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上記のように、延滞での通話停止も痛いですが、強制解約をされてしまうと、今まで使ってきた電話番号も廃止に追い込まれてしまいます。

友人や家族、職場の同僚などにも心配をかけますので、そのような事にならないためにも、携帯電話料金が払えない時に取るべき、正しい行動があります。

ここからは、その点をまとめていきたいと思います。

 

携帯電話料金が払えない時に取るべき正しい行動

まずはじめに、絶対に怠ってはいけないのが「携帯ショップへの連絡」です。

延滞するのにも、どんな理由があっても連絡が取れない状況では、事情を加味されず督促されたり、強制解約をされてしまいます。

 

支払いできない状況で電話するのは、心が痛む・・

と思われているかもしれませんが、相手からしても電話しても手紙を送っても連絡が取れないというのは失礼ですし「逃げている」と思われても仕方がありません。

 

きちんと誠意を持ってお話できるようにするのが一番の道ですし、携帯ショップへ連絡すればなにか良い解決策が聞けるかもしれませんので、是非とも連絡する事をオススメします。

 

二つ目ですが、当面の利用予定がない、お金が作れるまでは携帯電話は利用しないという場合であれば「一次利用中断」、「契約中断」をする事で、通常の基本料金よりも低い料金で契約を継続することが出来ます。

 

三つ目ですが、支払料金を用意するです。

その金額を用意できないから苦労している・・という気持ちは分かりますが、延滞して強制解約されてしまうと元も子もないので、一時的に家族にお金を借りるのも検討してみてはいかがでしょうか。

絶対にしてはいけないのが、「家族以外に借りる」という方法です。

例えば、友人や会社の同僚にお金を借りるとなると、あとで必ず人間関係でギクシャクする事になります。

下手をすると、友人をなくしてしまう事になりかねませんので、「お金が原因で信用関係を壊す事のないように」注意をして頂きたいと思います。

 

また他人ならいいか・・という事で、消費者金融などでキャッシングやカードローンで利用するのもオススメ出来ません。

理由は「借り癖がついてしまうと、ついつい借入を増やしてしまう可能性があるから」です。

人間は弱いもので、ついついお金が借りられると思うと、どんどん借りてしまい、しまいには借入している事への抵抗感もなくなってしまいます。

無理な借入は、あとあとで大きく響いてきますので、無駄な借金をしないように気をつけてください。

 

四つ目ですが、定期的に料金プランの見直し、機種変更などで格安スマホやSIMを使う事も検討してみる事です。

一番大きな効果を発揮するのは、「日頃から無駄を省く」という事です。

携帯電話は、今の時代では必須アイテムですし、家庭内の固定費になっていると思いますが、全く見直し出来ないか?と言えばそんな事もありません。

 

格安スマホの登場で、キャリア以外でも様々なプランが用意されていますので、自分に合ったプランがあれば、是非見直しして頂きたいと思います。 

 

携帯電話料金は払えない 最後に

まとめと合わせて、最後になりますが、上記4つの行動をやってみた結果、それでも携帯電話料金が滞納し、高額なため返済ができないという時は、債務整理をしてしまうのも1つの手だと思います。

債務整理は、キャッシングなどの借金だけでなく、携帯電話会社の料金や住宅ローンなど各種ローンの返済についても手続きが出来ます。

 

債務整理には、自己破産、民事再生、任意整理、特定調停とありますが、自己破産や民事再生をすると携帯電話は強制解約される事になりますし、任意整理でも携帯電話を対象にしてしまうと強制解約される恐れがあります。

 

携帯電話料金だけで返済に支障が出ている状態でなく、多くの場合は他にも借金があり、返済を続けるのは困難・・という場合が多いかと思います。

そのような場合は、総合的な判断として債務整理をして、携帯番号も新たに人生を再出発した方が早い事もあると思います。

 

是非、どの方法が自分の現状に合うのか??をしっかりと考えた上で、後悔しない答えを出すためにも、自分だけで決めるのではなく借金問題の解決に長けているスペシャリストである債務整理問題に強い弁護士や司法書士へ相談してみるのも良いかと思いますので、検討してみはいかがでしょうか。