自分のため家族のために行なう「終活」とは?何歳からすればいいのか?どのようにすればいいのか?まとめてみました!
最近ちょいちょい耳にする言葉で「終活」というのがあるのですが、皆さまはご存知でしょうか?
テレビで特集が組まれることもあり、芸能人の方の中にもやってらっしゃる方がいらっしゃいますね。
実は、管理人も先週の土日に兄弟が集まるということで数年ぶりにそろって帰省してきたのですが、その目的の一つは、九州で一人暮らしをしている母(父は20年ほど前に他界しております)の終活について話し合っておくためでもありまして(^^;)
つまり、そういう言葉を使うか使わないかの違いがあるだけで、内容は全然他人事ではないのです。
なので、今回は今後ますます話題になるであろう「終活」について、まとめてみたいと思います。
終活とはどういうものをいうの?
まず、終活とは何か?ですが、この言葉自体は就職活動を縮めてあらわした「就活」にちなんでつけられた造語のようです。
一説には「終活」=「終末活動」ともいわれますが、要は、ある年齢に達した人が「来るべき人生の終わりに向けて、その準備として行う活動」のことであり、自分が死んだ後に残された家族が困らないよう、自ら予め遺品や財産の身辺整理をしておくことを意味します。・・・というか、していました。
というのも、その意味合いが現在に至るまでにだんだん変わってきているようなのです。
最初「終活」という言葉が使われたのは、今から9年前。
週刊朝日から生み出された言葉だと何かに書いてありましたが、確かにそのときは先にご紹介したように、残された家族に対して備えるためのものだったのです。
しかし今は、「人生の終わりに向けての事前準備をしながら、これまでの人生を見つめなおし、残りの人生を自分らしく生き、自分らしいエンディングを迎えるための活動」を意味するようになっています。
つまり、残される人だけでなく、自分のためにもなる活動だということ。 ある人の言葉を借りると、「終活をすることで、今をよりよく生きることができる」のだそうです。
だとしたら、やった方がいいですよね(#^.^#)
財前直見さんもつけてる終活ノート!何を書いておくの?
このように、これから先の残りの人生のためにもなる「終活」。
そこで多くの人が作成しているのが「終活ノート」です。
「エンディングノート」という言い方をする場合もありますね。 今は書店などで販売されてもいるんですよ。
Amazonでも確か1,000円程度で買えたんじゃなかったかな(#^.^#)
実はこれ、管理人が知ったのは、テレビ番組(何の番組だったかは忘れてしまいました、すみません)で財前直見さんがつけていると紹介されたからなんです。
財前さんといえば、まだ50代かな?キレイな女優さんで「まだ老人というほどの年齢ではないのに、どうして?」と思ったものですが、話を聞いてみると、なるほど・・・と思うことも多かったのです。
では、このノートにはどういうことを書くのか?・・・それは、人によって実にさまざまでした。
- 延命治療に関する希望
- 介護に関する希望
- 所持している不動産や入っている保険、預金など財産に関する詳細
- 遺品の処理について
- 自分の葬儀に関する希望
- お墓について
一般的にはこういった内容が書かれるということなのですが、一つには残された家族があとの処理や生活に困らないようにするための内容、そしてもう一つは自分の最期と死に関する希望です。
なるほど、こういった内容をみると確かに「終活ノート」は自分のためのものでもあるんだなと思いますが、それよりこういった結論に至るまで自分を見つめ直すことに「終活ノート」はあるんじゃないかなと思うのです。
なぜなら、自分はどんな最期を迎えたいのか?、残された家族が幸せに生きていくためには?・・・といったことを導き出すためには、冷静に今の自分を見つめ直す必要があり、ならば今、自分はどう生きなければいけないのか?がおのずと明らかになってくるように思えるからです。
それってとても大事なことではないでしょうか?
そこにこそ「終活ノート」の存在意義があるように思え、管理人も作成し始めようかなと思いました(#^.^#)
終活って何歳頃からすればいい?アドバイザーやカウンセラーに相談できるの?
とはいえ、これって何歳頃から始めればいいのでしょうか?
調べてみると、健康食品の会社が行なったアンケートが載っていたのですが、それによると、終活を始める時期として最も多かったのは70代から。
ついで、60代からで、この2つで8割ほどでした。
あとは、「配偶者が亡くなったら」とか「定年を迎えたら」が多い感じ。 まだまだ「50代からやっておこう!」という人は少ないようです。
でも、これからの人生を見つめ直すいい機会になるのなら、50代が最適なんじゃないかなという気が個人的にはします。
「死ぬまでにしておきたいこと」リストを作ってみたとき、まだまだ体が元気に動くうちでなければできないようなことがあるかも知れません。
「ああ、もっと早くやっておけばよかったな」なんてことがないよう、50代で自分の人生を振り返って今後を考えるのも良いのではないでしょうか?
そのきっかけを作るために的確なアドバイスが欲しくなることがあるかも知れませんね。
だから、今は「終活ライフケアプランナー」なんていう職業もあるみたいですよ。
これには資格取得が必要とのこと。幅広い意味での終活においては、心理学やコーチングなどの専門知識・技術を使った関わりが求められる場合があり得るので、それなりの知識とトレーニングが必要ということなんですね。
この終活ライフケアプランナーが迷ったときのアドバイザー兼カウンセラーになってくれるということ。
超高齢化社会の日本に相応しい職業といえそうですね(#^.^#)
終活に関するまとめ
日本が誇る三英傑の一人である織田信長は「人間五十年、下天のうちを比ぶれば・・・」と謳って舞ったといわれていますが、今の日本は女性87.14歳、男性80.98歳と平均寿命がいずれも80歳以上です。
これが良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、終活を早めに始めることは、長い老後をよりよく生きるためにプラスになるのではないかと思えます。
「ピンピンコロリ」と表現されるようにできるだけ元気に生き、速やかに最期を迎えたいものですね(^^;) そのためにも今を充実させて生きましょう! 終活も良いきっかけになるかも知れませんよ。