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テレビの処分方法はどうしたらいい?かかる費用や大手家電量販店の対応についてまとめてみました!

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戦後、長く家電製品における三種の神器の一つとして活躍してきたテレビ。

白黒のブラウン管型から出発したテレビもどんどん薄型になり、液晶の全盛期には「一人1台」というくらい普及しましたよね。

 

しかし、それも今はパソコンやスマホ、タブレットがあればことが足りる時代・・・

4K、8K、有機ELと高画質のテレビが新たに生み出されている一方で、若者を中心にテレビ離れが加速するのではないかともいわれています。

 

家族が共に過ごすリビングには欠かせないとしても、個別の部屋に置いているテレビは「もういらない」という人が今後増えてくるかもしれませんね。

そこで、テレビが不要になった場合、どのように処分したらいいのか、その方法について確認しておきたいと思います。

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テレビの処分方法、費用はどれくらいかかるの?

テレビの処分方法でまず押さえておかなければならない点、それは「どんなに小型のテレビであっても、燃えないゴミや粗大ゴミとしてごみ収集場所に出してはいけない」ということです。

そう、テレビは冷蔵庫や洗濯機(乾燥機を含む)、エアコンと同様リサイクル対象に指定されている家電製品。

つまり、リサイクル法に従って処分する必要があるのです。 具体的な方法としては、次のいずれかから選択することになります。

  1. 新しいテレビを購入する販売店で引き取ってもらう
  2. 該当のテレビを購入した販売店に引き取ってもらう
  3. 自治体に相談し引き取り業者を紹介してもらう、若しくは自分で指定場所に持ち込む

お気づきでしょうか?

テレビの処分方法は、以前ご紹介した冷蔵庫の処分方法と基本的には同じ、リサイクル料金と運搬費を支払って引き取ってもらうという方法なのです。

 

ただし、冷蔵庫と異なるのは、テレビの場合は、自分で持ち運べるケースが多分にあるということ。

50インチ以上といった大型テレビだと運べないので業者に引き取りに来てもらわなければなりませんが、小型のものや薄型テレビなら十分自分で運べますもんね。

自分で運び指定場所に持っていけるなら運搬費が発生しないわけですから、費用的には断然そのほうが安いわけです。

 

どこに持って行けばいいのかは、市役所など自治体に電話して聞けば最寄りの指定場所を教えてくれますし、自治体のホームページからも検索できますので上手く活用して下さいね!

とはいえ、自分で指定場所に持ち込む場合には、予め郵便局に行き、自分でリサイクル券を購入しておかなければなりません。

費用が安く処分できる分、ちょっとした手間はかかってしまいますね。

 

では、実際に処分に際していくらくらいの費用がかかるのか、チェックしておきましょう。

テレビのリサイクル料金はメーカー毎に異なり、収集・運搬料金は小売業者毎に異なります。

このうちリサイクル料金の詳細については、家電製品協会のホームページで確認することができますが、主なメーカーが公表しているリサイクル料金(目安)でいうと、15型以下か16型以上かでわかれます。

  • 15型未満のテレビの場合 1,836円(税込み)
  • 16型以上のテレビの場合 2,916円(税込み)

自分で指定場所に不要テレビを持ち込む場合、リサイクル券購入にあたってこういった金額が必要になるということです。

 

そして、業者に引き取りを依頼する場合には、上記の金額に収集運搬費がプラスされることになります。

この運搬費用については、搬出にかかる人数と指定場所までの距離、マンションの場合はエレベーターの使用事情等で料金が変わってきます。

例えば、

  • 1人搬出可能な小型商品(20型以下のテレビ) 2,500円(税別)
  • 2人搬出の中型商品(32型以下のテレビ) 5,000円(税別)
  • 3人搬出の大型商品(36型未満ブラウン管式テレビ、60型未満薄型テレビ) 8,000円(税別)

のように、搬出料金の紹介がありました。

 

また、搬出に際し有料駐車場の使用が必要な場合は、その実費も請求されることとなりますので、場合によっては1万円以上の搬出運搬費がかかるかもしれませんので、先に確認しておくようにしましょう。

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テレビの処分は無料で出来るの?大手家電量販店の対応は?

不要になったテレビの処分方法が最も簡単なケースは、新製品の買い替え時に販売店に引き取ってもらう方法です。

この場合も費用は当然、リサイクル料金+搬出・運搬費はかかりますが、新製品の配達時に交換で持って帰ってもらうことができるので、別途申し込む必要がありませんし、とにかく楽です。

 

特に、ケーズデンキやエディオンのように、家電製品協会に「家電リサイクル券取扱優良店」として認められている大型量販店の場合、私たちは予め郵便局でリサイクル権を購入しておく必要がなく、現金で支払うことができるので、細かい手間がかからず済むのです。

これは新製品の買い替えではなく、単に不要なテレビを引き取ってもらう場合も同様で、その場合には別途出張費が請求されることになりますが、忙しくて郵便局に行く時間が取れない・・・

という人にとってはうれしいサービスですよね!

 

ただし、家電量販店の中でもヤマダ電機については、2019年の10月で経済産業省・環境省の指導に基づき家電リサイクル券取扱優良店ではなくなっています。

ということは、ヤマダ電機で不要なテレビを引き取ってもらう場合には、現金で支払うことはできず、指定場所への持ち込みの場合同様、リサイクル券を予め郵便局で購入しておく必要がありますので注意しましょう!

 

テレビを処分した場合はNHK受信料も解約できる!?

以上のようにテレビを処分した場合、もしもそれが家庭にある唯一のテレビだった場合は、NHKの受信料が解約できますので、忘れずに手続きをしておきましょう!

NHKの受信料支払いについては、賛否様々な意見があり物議をかもしている問題ですが、昨年、最高裁がNHK受信契約の義務規定を初めて「合憲」と判断するなど、現時点では、テレビを設置したらNHKを見ず、受信契約を締結する気が全くない場合でも契約を締結し受信料を支払わなければならないとされています。

 

ゆえに、基本的には、どのご家庭もNHKに対し受信料を支払っているわけですが、テレビを処分して家からなくしてしまった場合、受信しないわけですから、当然契約は解除を申請し、受信料を支払わなくてよくなります。

 

もちろん、NHKサイドとしては、受信設備はテレビだけではなく、チューナー内蔵パソコンやワンセグ放送が見られるスマートフォン、カーナビなども含まれるという解釈で受信料支払いの継続を求めてくると思われますが・・・

ここはいわばグレーゾーンではありますので、基本的には「テレビを処分した時点で受信設備はない」ということで解約は可能なのです。

 

ただし、この手続きの際には、確かにテレビを処分したという証明書の代わりになる書面が必要です。

例えば、廃棄した場合はリサイクル券の控えが必要ですし、買い取り業者に売った場合は業者の買取証明書の提示が求められますので、きちんと保管しておいてくださいね!

 

因みに、このようにNHKの受信料を解約できるのは、あくまでも家にあるテレビをすべて処分した場合です。

NHKとの契約は事業者ならばテレビ台数に応じての契約なので、1台処分すればその分の受信料が節約できることになりますが、一般世帯は1世帯1契約であり、テレビを1台処分しただけでは解約対象とはなりませんのでご注意ください。

 

また、受信料を何とかして支払いたくない人の中には、不要なテレビを処分したことをきっかけに契約解除を申請する、いわばNHK対策に利用できるのでは?・・・

とする強者もいらっしゃいますが、NHKの職員に「本当にテレビがないのか家の中を見せてください」と訪問を受けたり、「車のカーナビをチェックさせてください」と言われたり、何かと厄介なのだとか・・・

何を言われても押し通せる方なら可能でしょうが、結構面倒くさいやり取りが行われるようですので、個人的にはそういうことはやめておいたほうがよろしいかと思います。

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テレビの処分方法に関するまとめ

以上、テレビの処分方法とそこに伴う費用などについてご紹介してきましたが、ブラウン管のテレビは、リサイクル料金を支払って処分するしかないにしても、液晶テレビの場合は、液晶割れやその他の故障で使えなくなったもの以外は、買取可能かどうかまずは業者に問い合わせてみるのが一番だと思います。

特に、購入から5年以内のものであれば、ほぼ確実に買い取ってもらえますよね。

 

また不用品回収業者にあたってみるのも一つの方法です。

自分では「こんなに古いテレビじゃ無理でしょう」と思っていても引き取ってもらえる場合もありますので、ダメもとで一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?

 

参考として、不用品回収についてまとめた記事もあります。

www.nottoworry-money.biz

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