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山口達也さんはアルコール依存症にあたるのでしょうか?依存症チェックに使える初期症状や末期の症状をまとめてみました。

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TOKIOの山口達也さんのわいせつ行為は、連日マスコミでも騒がれていて、そのほかのメンバーの謝罪を見ていると、とても心が痛みます。

特に、DASH村企画で福島県の野菜を食べるTOKIOの姿や震災支援に懸命に励むメンバーの姿勢を見ているだけに、余計に残念でなりません。

山口達也さんは無期限謹慎との事ですが、猛省していただき、また元気な姿で帰ってきてほしいなと思います・・

が、一方でとても気になる事があるのですが、それが事件当日の事ですが、山口達也さんは未成年を呼び出した時にはすでに焼酎一本を空けていたという事です。

 

焼酎を空ける事自体、酒豪だなーという印象もあるのですが、実は事件当日までお酒の過剰摂取による肝機能障害のため入院をしていたんだそうです。

という事で、普通であれば入院明けという事でお酒の量も減らしておこう・・となったり、当分は禁酒しようとなると思うのですが、いきなり焼酎一本を空けて、その上酩酊状態になるんですから・・

これはアルコール依存症と言われても仕方が無いのではないか??と心配になります。

 

このような事件を起こしてメンタル面でも相当まいっていると思いますし、謝罪会見を見ても反省の様子は見られますので、当分の謹慎は反省するだけでなく、ご自身を見つめ直す事にもなると思いますが、身体的にも禁酒をして体調管理しなければ、さらに重度になれば芸能活動すらままならない・・

という事になりかねませんので、今後は周りのサポートも必要になってくるかもしれません。

 

是非とも心身ともにリフレッシュして頂きたいのですが、ここからは今回の事件と関連が深いお酒の話、とりわけ「アルコール依存症」について、どのようなチェックポイントがあり、初期症状や末期になるとどうなるのか??という事が気になったので、調べてみました。

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もしかしてアルコール依存症?セルフチェックは可能??

まずはじめにアルコール依存症かどうか?のセルフチェックについてですが、WHO(世界保健機関)の公式サイトにスクリーニングシートがありチェックする事が可能です。

項目ですが、

1 どれくらいの頻度でアルコール飲料を飲みますか?

2 飲酒時は平均して、純アルコール換算で1日にどれくらいの量を飲みますか?
【参考】ビール中瓶1本=20g、日本酒1合=22g、焼酎(25度)1合=36g、ウィスキーダブル(60ml)=20g、ワイン1杯(120ml)=12g

3 どれくらいの頻度で、一度に純アルコール換算で60g以上飲むことがありますか?

4 飲み始めると、飲むのを止められなくなったことが、過去1年間にどれくらいの頻度でありましたか?

5 飲酒のせいで、普通だと行えることができなかったことが、過去1年間にどれくらいの頻度でありましたか?

6 飲みすぎた翌朝、アルコール飲料を飲まないと働けなかったことが、過去1年間にどれくらいの頻度でありましたか?

7 飲酒後に罪悪感や後ろめたさを感じたり、後悔をしたことが、過去1年間にどれくらいの頻度でありましたか?

8 飲酒の翌朝に夕べの行動を思い出せなかったことが、過去1年間にどれくらいの頻度でありましたか?

9 あなたの飲酒により、あなた自身や他の人がケガをしたことはありますか?

10 肉親や親戚、友人、医師、または他の健康管理に携わる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒を控えるように勧めたことはありますか?

 → アルコール依存症WHOチェックシートより引用

 

監修は、岡山県精神科医療センター 精神科 角南隆史先生によるものですが、実際に管理人もやってみたところ、判定は19点で「危険で有害な飲酒 飲酒量を減らしたほうが良さそうです。もしくは専門医療機関を受診しましょう。」という回答になりました。

 

毎週飲む事があり、週2~3回、量も60g以上というところが問題なのかもしれませんので、もう少し減らせるように努力する必要はあると思いました。

 

様々な団体でチェックシートは用意されていますが、どれも同じような項目をチェックする事になりますので、上記のWHO監修のもので良いかと思います。

 

日本にアルコール依存症と診断された方はどれくらい?

ところで日本人は世界に比べてアルコール依存症患者が多いのでしょうか?勝手なイメージですが、アルコール消費が多そうな国だと思っていますので、相当数に上るのではないか?と思うのですが、多量飲酒と呼ばれる飲酒日に60g以上飲む方は860万人、アルコール依存症の疑いがある方で440万人、治療が必要な方で80万人ほどいるのでは無いか?と推測されています。

 

では、この数字は世界と比べて多いのか?少ないのか?という事で調べてみたところ、アルコール依存症感謝の割合をランキングにしたサイトがあったのですが、日本は136位の1.1%でした。

1位はベラルーシで11.0%、ハンガリー9.4%、ロシア9.3%となっていて、アメリカやお隣の韓国で12位の4.7%と同率となっています。

ただし、アメリカと韓国ではそもそもの人口数が違いますので、韓国の人工にして4.7%というのは、結構な人数がいるのでは無いか?と思われます。

ちなみに世界平均は2.3%という事になり、日本は平均以下ではありますが、アルコール依存症予備軍となる多量飲酒が多いのも顕著に出ています。

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アルコール依存症の初期症状は?

次に、アルコール依存症と診断される初期症状について調べてみたのですが、

  • 探索行動
  • 精神依存
  • 退薬症状
  • 身体依存

といったものが見られると一般的には言われています。

 

最初の探索行動ですが、どんな状況でも飲み続けるために工夫したり、努力したりする行動の事を言います。

また、探索行動を行動に起こしてしまう精神的な依存状態の事を精神依存と言い、医師の禁酒指示があったり、家族の心配をよそに自分で勝手にお酒を飲まなければいけない理由を正当化していきます。

中には「隠れ酒」をしたり、飲酒を正当化するための虚言、暴力行為、暴言に繋がったりしますので、注意が必要です。

 

次に、退薬症状ですが、アルコール依存症状態の方が断酒すると、不安やイライラが募ったり、吐き気、嘔吐、動悸、発汗、不眠や寝汗など生じている症状を言いますが、さらに重くなると「身体依存」がはじまり、手足の震え、てんかん発作、全身が硬直したり、気を失う全身けいれん発作などを起こす事もあります。

さらにひどい症状になると、幻覚症状や精神の異常をきたし振戦せん妄といった特殊な意識障害に陥る危険性もあります。

 

アルコール依存症の末期症状

上記の程度でどこまで進めば初期症状から末期に移るのか??というのは、特に線引きされているわけではありませんので、判断が難しいですが、何かしらの症状を自覚している場合は、アルコール依存症を疑うべきかと思います。

また、依存症の中期から末期と言われる症状については、身体的な問題だけではなく、家族や周りとのトラブルが表面化してきたり、長期の入院を余儀なくされるような機能障害が起きているような状況が出ている場合という意見もあります。

 

この判断で当てはめた場合、TOKIOの山口達也さんは「すでに重度のアルコール依存症」という判断ができる状況にあたるのでは無いか??と思います。

お酒の飲酒量はもちろんの事、自身でお酒の量をコントロールできなかったり、被害者の方やメンバーはじめ沢山の方々に迷惑をかけて、人生が狂い始めています。

また、ご自身の肉体面でも肝機能障害が起き始めているという事で中期から末期症状だと見て良いかもしれません。

 

こうなると、自力で依存症から抜け出すのは容易な事ではありませんので、専門機関への相談して根本的な治療をしなければならないかと思います。

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アルコール依存症の病院での治療

もしアルコール依存症かな??と思われるところがあり、病院で治療を受けたいとなった場合に、どのような治療が行われるのでしょうか?

アルコール・薬物依存関連障害の診断・治療ガイドラインに分かりやすい図が紹介されていたのですが、

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上記のとおり、それぞれの状況に合わせた治療計画が立てられるようです。

 

まず、ステップ1の導入期の段階ですが、目的としては「アルコール依存症は病気である事」、「自分自身がアルコール依存症である事を認識してもらう」事に重点を置いていて、初回の面談から断酒をはじめための動機づけをしっかり行います。

 

続いてステップ2の解毒期ですが3週間ほどの期間で断酒を行い、治療への動機づけをしつつ離脱治療や合併症治療が行われます。

メンタルの治療を始める前にまずは健康な身体を取り戻すという段階と言えますね。

 

続いてステップ3のリハビリテーション前期ですが、引き続き断酒をしながらメンタルケアを開始する段階で、約7週間もの間行われます。

飲酒に対しての考え方や行動を見直す精神療法を受けたり、集団活動プログラムも各種用意されていて、心身ともに健康である状態を目指します。

 

最後のステップ4のリハビリテーション後期ですが、退院後のリハビリとなりますが、一生を通して行われ、定期的な通院であったり、自助グループへの参加をしたり、断酒するためのサポートを受け続けます。

また、抗酒薬を服用するケースもありますが、一人になる事なく、常に家族や友人のサポートを受けられるような状態を作っていきます。

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アルコール依存症のチェックポイントや症状別対応について まとめ

以上のような専門的なサポートを受けられる病院や施設に入り、根本的な症状改善を早期に図る事はとても大切な事です。

なるべく社会復帰しやすいように、早期に問題解決しておく事が望ましいかと思いますので、最初に挙げたチェックポイントで評点が高い場合には、自主規制をかけるもしくは自分で規制できない場合は家族のサポートを必要とするのが良いでしょう。

 

今回の山口達也さんの事件では、被害者だけでなく多くの方に衝撃を与えただけでなく、迷惑がかかっています。

自分の人生だけ狂うのであれば勝手にして下さい・・で済むかもしれませんが、周りの方にも迷惑をかけ、また人生を狂わすような事があってはならないと思います。

 

とは言え、社会復帰の道は残しておく事が、山口さん自身の希望になったり、断酒につなげる意欲になるかもしれませんので、芸能界へ復帰される事は願ってやみません。

その日が来るまでしっかりと休んでいただきたいなと、今回の記事を通してエールを送りたいと思います。