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【重要】自転車保険は義務化されたの?最近の条例や判例を紹介しながら加入について考えてみた。

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いきなりですが、自転車保険って入っていらっしゃいますか?

管理人は、昨年の自転車事故の判例を見て、自分だけでなく、家族の生命や生活を守るために「生命保険と同じくらい大事な保険だな・・」と思って、加入を決意しました。

 

色々とネットで調べたり、担当の保険会社の人に聞いて入ったのが、株式会社DeNAトラベルの保険代理店部門の総合保険センターです。

重要事項説明書を読むと、引受保険会社はチューリッヒ保険会社となるので、何かあった時はチューリッヒから保険金が支払いされるという事になりますね。

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管理人が自転車保険を選ぶ時に、気をつけたといいますか、気にしたポイントは3つあるのですが、

  • 保険の補償内容
  • 保険の適用される範囲
  • 保険料

です。

 

1つ目の保険の補償内容についてですが、私の加入した保険は

  • 賠償責任保険金額(個人用賠償責任保険) 1億円(免責が3万円)
  • 交通事故の場合(交通事故傷害保険) 後遺障害保険金額 最高 70万円、入院保険金額 日額 1,000円、通院保険金額 日額 300円

となっていて、もし事故を起こした場合に、損害賠償額は最大で1億円の範囲で保障される事になります。

 

2つ目の保険の適用される範囲ですが、重要事項説明書の中で、被保険者の適用範囲として、

賠償責任保険金額(個人用賠償責任保険)については、

  1. 被保険者本人
  2. 本人の配偶者
  3. 本人または配偶者と生計を共にする同居の親族
  4. 本人または配偶者と生計を共にする別居の未婚の子

となっています。

管理人の場合は、子供や妻は同居のため3番になりますが、もし大学生の子供がいて一人暮らししているという場合は、扶養者であれば適用範囲内という事になりますね。

 

しかし、交通事故の場合(交通事故傷害保険)は、

  • 被保険者本人のみ

となっていますので、管理人以外が怪我をした場合には、入院中の日額支給などは無いという事になります。

このあたりは、保険料の掛け金によって変わってもきますので、ご自身のライフスタイルに合わせて検討していくところかな??

と思うのですが、管理人の場合は子供が小学生という事で、自転車に乗る機会が多く、何かあったときのための損害賠償額に関してフォローしておきたい・・という事で、上記のような保険の掛け方をしています。

 

ちなみに3つ目の保険金額ですが、年間3,600円(個人用賠償責任保険2,780円、交通事故傷害保険820円)のクレジットカード更新タイプにしていますので、うっかり更新忘れた・・なんてことも無いようにしています。

 

参考 主な自転車保険会社一覧

保険会社とプラン 保険料 賠償責任の補償額
ちゃりぽ 2900円 / 年(1人を補償) 最高1000万円
DeNA自転車保険
(旧エアーリンク)
3600円 / 年(家族を補償) 最高1億円
au損保 自転車向け保険 Bycle 4150円 / 年(1人を補償)
9660円 / 年(家族を補償)
最高1億円
三井住友海上 ネットde保険@サイクル 3990円 / 年(1人を補償)
5230円 / 年(夫婦を補償)
7210円 / 年(家族を補償)
最高3億円
ドコモ サイクル保険 5400円 / 年(1人を補償)
7920円 / 年(夫婦を補償)
11880円 / 年(家族を補償)
最高5億円

 

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自転車保険は義務化された?最近の判例や条例を紹介

さて、ここからは本題ですが、自転車保険って実は義務化されているわけではないという事をご存知でしたか??

管理人は大阪に住んでいることもあり、条例で自転車保険の推奨?がされている事もあり、またニュースで最近の判例を見て加入はしていますが、全国で厳罰化のイメージは強いですが、自転車保険に加入しない事による罰則もなければ、加入しないから自転車に乗ってはいけない・・

なんてことも、実はないんですよね・・

 

実際、自転車保険を義務化している都市は、

  • 大阪府
  • 京都府
  • 兵庫県
  • 滋賀県
  • 愛知県(名古屋)
  • 埼玉県
  • 東京都
  • 愛媛県

が、2017年現在の状況といったところで、加入義務は各種行政に委ねられているという現状です。

 

一方、法律の改正を見てみると、2015年6月に改正道路交通法が施行され、一定の危険行為を2回以上に渡り摘発された「悪質自転車運転者」は、公安委員会から命令を受けてから3ヶ月以内に、講習を受けなければ5万円以下の罰金となります。

 

自転車保険の加入義務は罰則があるの??

ここで気になるのが、上記の都市で加入していない方は罰則があるのか??という点です。

ちなみに、上記の都市に住む方で

  • 自転車利用者
  • 未成年者の保護者
  • 事業者(個人事業主、従業員まで自転車を使う方)

に、上記の加入義務が主にあると解釈されているようです。

 

この方たちが、加入義務があるのを無視した場合ですが、「特に罰則を設けているわけでは無い」のが現状です。

 

自動車保険の場合は、

「自賠責保険(共済)に未加入で運行した場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金」

と決まっているのに対して、ゆるいのが現状ですが、車のように車両管理をするのが難しかったり、自賠責保険のような統一した保険ではなく、各保険会社の単体で行っている現状というところが理由と言われています。

 

自転車保険は本当に必要なの??

ここまで自転車保険の義務化について、まとめてきましたが、実際のところ自転車保険としては必要なの??

と聞かれた場合、火災保険や自動車保険をはじめとする損害保険の特約として付帯できる会社も多いみたいです。

また、個人賠償責任の保険だけであれば、それだけの保険を用意しているケースもありますので、自分に本当に必要な範囲の保障をきちんと受けられるという前提で考えましょう。

 

自転車事故に伴う、最近の判例

自転車保険に加入スべきかどうかの判断基準の1つとして、自転車事故に伴った、実際の判例を確認しておきましょう。

東京地裁の2007年4月11日判決では、

  • 損害賠償額 5,400万円
  • 刑事罰 重過失致死罪による禁錮2年

とかなり重たい内容です。これは赤信号を無視し、横断歩道を青信号で歩行していた方に衝突し、相手は転倒した際に頭をうち、頭蓋骨内損傷し死亡した事件です。

懲役でなく禁錮とはいえ、実刑判決ですから相当重たい判決になります。

 

次に、東京地裁2008年6月5日判決では、

  • 損害賠償額 9,266万円

かなり高額の損害賠償額の判例があります。これは自転車同士の衝突ですが、高校生が男性会社員とぶつかった際に、男性会社員は言語機能の喪失、重大な障害が残ったという事で、損害賠償額は高額になっています。

 

さらに、横浜地裁2011年11月1日判決では、

  • 損害賠償額 5億843万円

という、過去最高額の損害賠償額の判例もあります。これは相手が悪かった・・と言えばそれまでなのですが、眼科開業医を死亡させた事で、生涯年収まで保障させる事になった事件です。事故前の平均所得が5,500万円を超える方だったという子T事、就業可能な年齢は67歳、26年分の損害賠償という事で計算されたようです。

 

いずれも高額な損害賠償額もさる事ながら、一番最初の方の場合は実刑判決なわけです。

さすがに保険で実刑判決を逃れるという事は無理ですが、それでも裁判になれば刑を少しでも軽くするために弁護士を付ける必要がありますし、お金はかかります。

 

自転車保険の義務化 まとめ

最後の例は異例かもしれませんが、どれも高額な損害賠償額がかかる可能性がある事を考えると、自転車保険程度は掛けておいて損はしないのでは無いでしょうか??

生命保険、損害保険は「何かあった時のため」と、何もなければ掛け捨てるのは勿体無い・・

と思われがちな事もありますが、家族の生命や生活を守る事まで考えれば、そんなに高い買い物では無いのかな??と個人的には思いました。

 

いつ加入するか?どんな保険に加入すれば良いか?は、それぞれの考えがあると思いますので、自分のタイミングで良いかと思いますし、どのような形で保険に入るのが一番か??を考えて、他の保険との兼ね合いも見て加入を検討頂ければと思います。