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お金があれば大丈夫?それ以上に大切なものは・・


甲子園出場で発生する寄付金の裏事情・・・相場っていくら?この寄付金は控除が受けられるの?

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夏の風物詩の一つである甲子園が始まりました!

白球を追いかけ汗と涙を流す高校生の姿はまさに青春そのもの。必ずすごいドラマが生まれますし、彼らのひたむきな表情やプレーには観ている私たちも胸にグッとくるような感動を覚えますよね。

また、暑い中、一生懸命選手たちにエールを送り続ける応援団の方々にも頭が下がります。 彼ら(彼女たち)にもそれぞれの闘いがあって、その思いを乗せて試合終了のその時まで全力で応援する・・・若いって本当にいいなと思ってしまいます(#^.^#)

 

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しかし、この高校生の甲子園の舞台裏にはさまざまな大人の事情が動いていることも確か。その一つが寄付金ですね。

だって、出場権を勝ち取った選手たちが実際に甲子園でプレーするためには、結構な額のお金が必要なのですから。

そのほとんどを賄っているのが、在校生やOB、その他有志の方々が拠出する寄付金です(一部、日本高等学校野球連盟と朝日新聞社といった運営側が共同で支給する補助金もあるようですが)。

実は先日、この寄付金をめぐり「へぇ、そうなんだ、それは大変だね」と思わず言ってしまうような話を知人から聞きまして・・・。 これって身近に甲子園に行く学校がなければ知らないことだなと思ったのです。

なので、今回はこの寄付金に関するあれこれについてまとめてみたいと思います。

寄付金を出すのはどういう人?その相場額はいくらくらい?

まず、寄付金を出してくれているのはどういう人たちか?ですが、これは現野球部員の父兄はもちろんのこと、野球部OB、野球部以外のOBや地域の人たちといった有志の方々です。ありがたいですね。

では、その額は?となると、学校によって様々みたいなのですが、一般的には一口3,000円~10,000円と設定されているようです。

しかし、これは建前といっては何ですが、表向きそう設定されているだけのこと。

直接野球部とは関係のない有志の方々の寄付金は、文字通り「寄付するもの」として一口からの拠出でOKですが、野球部の関係者ともなるとそうはいかないようです。

特に、現野球部の父兄に課せられる額は大きく、先日管理人が知人から聞いた話では一人当たり10万円でした(゚д゚)!

これは、選手としてベンチに入る子の家庭だけではなく、野球部に籍を置いている子の家庭全て一律だとか。「寄付」とは名ばかりの「徴収」とのことでした。

その学校は公立の高校です。公立でこのくらいなので、私立だったらもっと・・・という感じでしょうか(^^;)

 

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もちろん、中には甲子園への出場を祝して「もっと出しますよ」というご家庭があるかも知れませんが、普段から子供の部活には部費や道具代、遠征費などで結構なお金がかかっているはずですので、それとは別途で10万円というのはなかなか厳しいなと思いました。

それに、わが子が選手として出場するなら親としても出し甲斐がありますが、ベンチにも入れない部員の場合、「チームの一員として支えたい」という気持ちがあるにしても切ないものなんじゃないかなと想像してしまいました(^^;)

 

また、OBはOBで「このくらいの額は当たり前だろう」というお達しが回ることがよくあるそうで。自分が出そうと思っていた以上の額を期待されるケースが多いようです。

最低ラインが10,000円っていう話も聞きましたよ。

自分の母校が晴れの舞台に立つわけですから、お財布事情が許せば「いくらでも」といった気持ちになりますが、現実問題はまた別。そこは無理のない範囲で応援したいところですね。

 

寄付金を渡す時のマナーって?表書きはどうしたらいい?

因みに、こうした寄付金を渡す時ですが、マナー的にどうしたらいいのか迷う人が多いようです。

「何か封筒に入れて?」とか、「のし袋にした方がいいの?」とか、「表書きはどうするの?」といったこと。

これは、どういうシチュエーションで渡すのかによりますよね。

例えば、募金と同じ感覚で「寄付をお願いできませんか?」と直接お話を持ってこられることがあります。こうした場合は、お財布からお金を出してそのまま「頑張ってくださいね」とお渡しすればOKです。

また、事前に寄付のお願いを聞いていてお渡しする場合は、さすがに現金を裸で・・・ではなく、封筒に入れてお渡しするのが礼儀。 封筒には「寸志」や「御寄付」「御祝い」などと書かれるといい感じですね。 その他書くとしたら、「祝 甲子園ご出場」くらいでしょうか(#^.^#)

 

いずれにしても、気持ちの問題なので、何も書かない封筒よりは、何か一言「出場おめでとう」とか「頑張ってね」という気持ちを言葉にして添えてあげたいですね。

ただ、金額が大きくなるのであれば(とはいっても、先の部員の家庭10万円は徴収っぽいので別です)、熨斗袋のほうが相応しい場合もあります。

その場合も表書きには「御寄付」「御祝い」と書いて、下に名前を入れてお渡ししましょう。

この寄付金は税金上、控除は受けられるの?

では、最後にこうした寄付金が税金上、控除の対象になるのか?ですが、甲子園の寄付金は、個人からPTA有志や講演会にお渡しすることが多いため、控除の対象にはならないようです。

 

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え?でも、ふるさと納税も同じ寄付金じゃないの?ふるさと納税は控除の対象になっているでしょ?・・・と思われた方。そうなんです、甲子園だって寄付金である以上、同じ処理ができるはずですよね(#^.^#)

その場合は、寄付金を直接学校の設置者(公立高校であれば国や都道府県・市町村、私立高校であれば学校法人)にお支払いしましょう。

そして領収書を頂いてきちんと申告のときまで保管しておくこと。 そうすれば、ふるさと納税と同じように2,000円を除いた額に関して控除が受けられますね。

 

とはいっても、寄付を募ってきた方に対し、「私は税金上の控除を受けたいから、あなた方ではなく自治体に支払います」なんてなかなか言えませんよね。

応援したい気持ちを寄付という形で表す趣旨のものですから、個人的には甲子園の寄付金は税金の控除は考えずに気持ちよくお渡しされることをおすすめしたいと思います。

甲子園の寄付金に関するまとめ

今回、知人から話を聞いたり自分でし食べてみて初めてわかりましたが、甲子園ってお金がかかるものなんですね。

それも甲子園から遠いところの学校ほどかかる額が大きい! 選手や監督その他教員の食費、宿泊費、交通費、ユニフォームや道具など一式代(甲子園出場が決まると様々なものを一新するそうです)、応援の人のためのバスチャーター代やアルプス席の入場料などなど・・・学校として負担するお金は、1試合だけでも1千万円以上なのだそうです。

講演会やOB会のしっかりした名門校や伝統校ならいざ知らず、新設校はきっと四苦八苦ですよね。。。

汗と涙の甲子園の裏側には、こんな大人の汗と涙もあるんだなと改めて感じました。

とはいえ、高校生諸君には悔いの残らない夏を過ごしてほしいですね!

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くれぐれも体調に気を付けて。

異常な暑さの続いている夏ですから、応援の皆さまもお体ご自愛頂きたいと思います<m(__)m>

テレビの前で応援しています!