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中後悠平の現在地 プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達からメジャーに注目される逸材の今後

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千葉ロッテマリーンズのドラフト2位として将来を渇望されていた中後悠平選手。

千葉ロッテマリーンズ時代の年俸推移は、

  • 2012年 1500万円
  • 2013年 1650万円
  • 2014年 1320万円

2015年に解雇後は、アメリカマイナーリーグ アリゾナダイヤモンドバックス(ジャクソン・ジェネラルズ)に参加し、プレーを続けています。

 

現在は、日本に帰国し来季のオファーを待つ状況ですが、メジャーの招待選手として再度メジャーリーグへ挑戦するのか、それともNPBからのオファーを受け日本でプレーするのか??注目の選手の一人です。

2017年10月ごろには、阪神タイガースや北海道日本ハムファイターズが獲得に興味があると噂されるも、2017年12月現在、日本の球団で獲得に至ったという報道はありません。

 

中後悠平 2017年度の成績

まず、プロ野球の評価と言えば、当然の事ながら「結果」になるわけですが、中後選手の場合は投手ですので、試合数、勝敗数、セーブ数、ホールド数、奪三振数、防御率・・など様々な数字で結果を評価されます。

所属の2A、緊急昇格した3Aで合わせて50試合に登板、1勝2敗4セーブ、防御率2.53とボチボチな成績を残しました。

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メジャーリーグの仕組み

ここでボチボチの成績と書かせて頂いたのですが・・実は理由があります。

その理由は「管理人自身がメジャーリーグの仕組みを、きちんと理解していない」からでして・・

数字だけを見たり、日本のプロ野球選手の成績と比較しても「けっこう良いのでは??」と思うですが、それだけではメジャーリーグには上がれないようなのです。

この事情を分からず、今年の中後選手を評価するのは難しい・・・

という事で、ここでメジャーリーグの仕組みを調べてみましたので、シェアしたいと思います。

 

メジャーリーグまでの道のりは険しい

メジャーリーグって聞くと夢がある・・と思いますし、田中将大選手、ダルビッシュ有選手、イチロー選手そして大谷翔平選手とたくさんの日本のトッププロ選手がメジャーデビューしていますので、日本人には馴染み深いところ・・

と思っていましたが、実はメジャーリーグ昇格まで8つのリーグがあるのです。

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図の通り、頂点をメジャーリーグとして、

  • 3A(トリプルA)
  • 2A(ダブルA)
  • アドバンスドA
  • クラスA
  • ショートシーズンA
  • アドバンスドルーキー
  • ルーキー

となります。

 

今回、中後選手は2Aで主に活躍し、最後に3Aに緊急昇格したとの事ですので、メジャーリーグまであと一歩まで迫っているのですが、3Aとメジャーリーグでも天と地ほどの差があります。

ちなみに、日本のプロ野球レベルは、2Aもしくは3Aレベルと言われています。

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メジャーリーグと3A、2A待遇の違い

メジャーリーグと3A、2Aですが、実力だけでなく待遇の違いも破格です。

もちろん、年俸の格差も大きいのですが、一体どれくらいの差があるのでしょうか?

ここでは、メジャーリーグ、3A、2A、日本のプロ野球の平均年俸はじめ待遇の違いを一覧でまとめてみました。

  メジャーリーグ 3A 2A 日本のプロ野球
平均年俸 400万ドル(4億5,000万円) 264万円
(ただしメジャー40人枠に入ると300万~600万程度になる場合もあり)
216万円 3,826万円
ミールマネー 1日100ドル(約1.2万) 1日25ドル(約2400円)
しかし、1日14ドル(約1600円)のクラブハウスデュー(必要経費)が差し引かれます。
   
移動手段 チャーター機 一般機 バス 新幹線、飛行機
宿泊先 4つ星もしくは5つ星のホテル      

 

上記の通り、メジャーリーグと日本のトッププロでも相当な格差があるくらい、メジャーリーグというところは、世界中のスターが集う場所だという事になります。

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メジャーリーグの枠は??

日本の一軍、二軍があるように、メジャーにも当然メジャー枠があり25人と決められていて「ロースター枠」と呼ばれています。

また、拡大ロースター枠で40人枠をMLB各球団は支配下選手として置いておく事ができ、いわゆるメジャーリーグ契約とはこの「40人枠=拡大ロースター」と呼びます。

この40名とマイナー選手から新たに40人枠に登録するためにはDFA(ウェイバー―公示、トレード、マイナー契約、自由契約、引退)とするか、故障者リストとして60日DL扱いとするかで枠を空ける必要があります。

 

今回、中後選手は40人枠に昇格する事ができなかったため、メジャーリーガーとなる事が出来なかった・・

というわけですが、「セプテンバーコールアップ」と呼ばれる規程があり、9月1日以降のレギュラーシーズンはアクティブロースターとして最大40人まで登録を可能としています。

 

そのため、中後選手も9月1日までにセプテンバーコールアップでメジャー昇格があれば、MLB公式戦にデビューする事も出来たのです。

しかし、2017年は残念ながらデビューすることは叶わず、メジャー昇格の芽がなくなったという事で、日本へ帰国していたのです。

 

中後選手 2017年スタートはメジャー招待選手

再び、中後悠平選手の話に戻したいと思います。

先程も紹介したとおり、メジャーリーグに上がれるのは一握りの選手です、また日本のプロ野球の一軍選手の年俸は1,000万円以上はありますので、たとえ3Aであっても年俸や待遇面でもかなり厳しい環境に身を置く事になります。

そのため外国人選手にとっては、ジャパンドリームという事で日本で成功したいと海を渡ってくる選手も多いのです。

 

逆に、中後選手の場合は日本では結果を残せなかったが、アメリカでは変則左腕という事で需要があると見られ、その能力を買われて2017年スプリングキャンプでは「メジャー招待選手」となっていました。

このメジャー招待選手とは何か??ですが、先程のロースター枠を争う選手という事で40名から25名に絞込みをされるわけですが、オープン戦当初には主力選手の調整が間に合っていません。

そのため、補充選手が必要となりマイナー選手が招待選手として登録されるわけですが・・

 

ここで上手くアピール出来れば良いのですが、ほとんどの選手はアピールの機会も得られず、既定路線のようにマイナーに降格されていく事になります。

今回の中後選手も例外ではなく、既定路線でマイナーへ降格、しかも2Aという事になったという事でしょう。

 

2018年以降は中後選手はどうなるの??

上記の通り、メジャー招待選手まで来た中後選手ですが、現状のままでメジャー選手となるのは、大変厳しいのが現実ではないでしょうか。

28歳という年齢を考えても、出来れば日本の球団に目が止まって、契約してもらえるのが家族のことを考えても現実的なのでは無いでしょうか。

 

報道上では10月の話しになりますが、阪神タイガースが調査しているという情報が出たのは本人からするととても嬉しい話しでしょう。

また、左で変速のサイドスローとなれば、阪神以外でも興味を持つ球団がいてもおかしくは無いのでは??と思います。

 

「プロ野球戦力外通告クビを宣告された男達」に出演したほとんどの選手が、引退や第二の人生を歩む事になり、毎年プロ野球界の厳しさを感じていますが・・

中後選手の場合は、この番組をきっかけに復活のきっかけを掴みそうです。

是非、チャンスを勝ち取って、活躍している姿を我々にも示してほしいですし、メジャー復帰もしくは日本復帰いずれにしても夢を見せてもらいたいですね。

中後悠平選手が日本復帰!横浜DeNAで求められる役割は?

ダイヤモンドバックスとマイナー契約後、ジャクソン・ジェネラルズでメジャー昇格を目指していた中後悠平さんが、ついに日本復帰が決まったとの事です。

復帰先ですが、横浜DeNAベイスターズという事で、昨年左腕王国を築いたベイスターズ、今年もドラフト1位で東克樹選手を獲得した中で中後選手が活躍するチャンスがあるのか?ここで追記したいと思います。

横浜DeNAベイスターズで中後選手は活躍できる?

結論になりますが、中後選手は、ベイスターズで活きるのか?を考えた時、キーワードとなるのが「球団の雰囲気」だと思っています。

中後選手は、マイナーリーグで学んだ事に「野球を楽しむ」という原点があったそうで、今までは結果を気にしたり、自分なら抑えられるという想いが強かったそうですが、原点に立ち返った時に、自分の持てる力を発揮できるようになってきたとの事です。

球団の姿勢として、野球を楽しめる環境は横浜DeNAベイスターズだったらあると想いますし、何よりアレックス・ラミレス監督を中心にそのような雰囲気を作るのが上手で、昨年の日本シリーズ進出の原動力になったんだと思います。

 

また、今のベイスターズのピッチャー構成ですが、先発ピッチャーには左腕王国と言われる通り、今永、石田、濵口、そしてルーキーの東がいて強力な先発陣を構成しています。

また、昨年の実績組でいくと、砂田毅樹、田中健二朗、エスコバーと中継ぎも多くの素材がいるのですが、計算がたっているのがエスコバーのみ・・という事で残念ながら機能していませんので、今回の中後選手の獲得は、この弱点を補うために十分なのかもしれません。

さらに、もう一つの追い風となる可能性があるのが、オリックスからトレードでやってきた伊藤光選手。 29歳という若さですが、今でこそオリックスの正捕手を追い出された形ではありますが、強打の捕手として経験も豊富なため新天地での活躍が期待されています。

うまく中後選手の良さを引き出せば、十分に活躍が見込めるかもしれませんね。